ここからサイト内共通メニューです。

まるごと茨城 田んぼの学校 圃場放射能測定&温湯処理 職員Eさんの参加レポート

丸エビ倶楽部のげんき米圃場を巡って放射能測定の旅へ!(2025/3/28)

田んぼの学校とげんき米

田んぼの学校とは……
生産者・丸エビ倶楽部の田んぼを2001年からお借りし、げんき米生産体験田としてこれまで「栽培期間中、化学肥料を使わず、農薬を使わない栽培」の米作り体験(圃場測定、田植え、草取り、生き物調査、稲刈り)を行ってきました。
※2024年まで「田んぼの学校」でお借りしていた生産体験田ですが、生産者の体調の不安などがあり使用を終了することになりました。生産者には、24年間日々管理していただいたことに感謝いたします。今年度は来年度の「田んぼの学校」開催に向けて、新しい田んぼを探す活動をします。今年度は放射能測定と温湯処理見学のみ実施しました。

げんき米とは……
生活クラブ茨城の組合員が茨城の地場生産者「(有)丸エビ倶楽部」に生産を依頼し、毎年 作付けを行っているお米です。げんき米1号と2号、玄米の3種類を取り組んでいます。農薬の使用回数は多い場合でも2回までの使用(県の定める基準値以下の使用回数)としているなど、安全性も考慮し、茨城県特別栽培農産物の認証も受けているお米です。

圃場放射能測定


(圃場測定の様子)

3月28日、初めての放射能測定とお米の温湯処理の見学に参加しました。
測定日は天候が悪く、足元がぬかるむ中での測定となりましたが、参加組合員と協力して全圃場の放射能測定を無事終える事ができました。移動の車の中で事前に打ち合わせをして、記録係と測定係を決めていたのでテンポ良く測定ができました。

笠間市の貝塚千博さん(丸エビ倶楽部)の圃場では、今後、生産体験に使用するかもしれない田んぼの場所を確認してきました。三角形の田んぼで、以前の生産体験の田んぼと比較すると、小さい面積になりますが「これくらいの面積なら植えやすそう」や「元・生産体験田が広すぎた」など意見が出て、測定中に話題になりました。生産者の現場の生の声を聞ける数少ない機会なので、来年以降は参加者の募集を頑張りたいと思います。
 
(空間線量の測定結果)
 
温湯処理見学
 

(温湯処理見学)
 
温湯処理見学では、供給されるお米はこのように殺菌処理されているのかとよく理解できる内容のものでした。網状の袋にお米(種籾)が等分に入っており、袋ごと温湯内にて殺菌する作業工程の一環を実際に見せていただきました。これもなかなか目にする事が出来ないものですので、げんき米を登録している組合員には是非見ていただきたいと感じました。
 
(温湯処理の機械)

※温湯処理とは
稲の種もみは病気の原因となるカビや細菌に汚染されている事があります。一般的には農薬を使用して消毒を行いますが「(有)丸エビ倶楽部」では全ての生産者が少しでも農薬を減らす為「温湯処理」を行っています。種もみを60℃のお湯に10分間浸し、その後冷水で冷やす方法です。
 
参加してみて
参加しなくては分からない事が多くあります。ただ消費するだけではなく、生産する過程を見たり、体験したりする事も大切であると思います。参加者も毎回同じ顔ぶれではなく、新しい人が増えれば生産者も励みになると考えます。今後はそういった事を意識して、まるごと茨城の活動を広げていきたいと思います。
 
水戸センター職員 S.E
 

生活クラブをはじめませんか?

42万人が選ぶ安心食材の宅配生協です

本文ここまで。
ここから共通フッターメニューです。
共通フッターメニューここまで。