熊本県水俣市。1932年から36年間、チッソがほぼ無処理で放出した工場排水はメチル水銀に汚染され、魚介類を食べた人達が水俣病を発症しました。公害の被害を受けた家庭の多くは漁民でした。海で生計を立てることができなくなった時、漁師の皆さんは陸に上がり山を開き甘夏みかんの栽培を始めました。
1977年から始まった甘夏みかん生産は、当時の県栽培基準に従って農薬や化学肥料を散布していました。農薬をかぶってさらに被害を受ける人もいました。農薬を減らせないかという声もありましたが、「農薬を減らすときれいな甘夏みかんが作れない、見た目の悪い甘夏みかんを消費者は買わない」と解決方法が見いだせなかったのです。その頃、生産者は生活クラブ生協に水俣の甘夏みかんを扱ってほしいとお願いに来られ、生活クラブ生協の担当者は「あなたたちは公害反対の運動をされてきたのに、なぜ農薬にそんなに無頓着なのでしょうか。長い間水俣病の運動をしてこられたというのにそんな実態だなんて･･･。」
この言葉がきっかけとなり「このままでは、公害被害者の甘夏生産者が農薬被害を広げてしまう。山や海を汚染する加害者となってしまう。」その矛盾に気付いたことが、年間15回も散布していた農薬を最高5回までに減らし、化学肥料から有機肥料に替え、除草剤も防腐剤も使わず、ワックスがけも行わない甘夏みかんの生産に切り替え、現在に至ります。

生活クラブ茨城各センターで、1/8（水）に生産者グループきばるとのオンライン交流会を開催します。ぜひ、ご参加ください。
オンライン交流会後に、各センターごとに試食会の開催を予定しています。

甘夏みかん取組週です↓ ご注文はお早めに♪

2025年3月以降については、万が一きばる産甘夏みかんを必要量確保できずに不足が生じる場合は、西日本ファーマーズユニオン（愛媛県産・提携産地）で代替供給します。

甘夏みかんのビオサポレシピを参考にいろいろ作ってみませんか？

「ビオサポレシピ」は、健康な食べ方のアイデアを交換する生活クラブのコミュニティサイトです。

甘夏みかん取組週です↓ ご注文はお早めに♪

生活クラブ生協の公式レシピのほか、投稿レシピも盛りだくさん。毎日の食卓が楽しくなるレシピや、健康な食に関する情報など、毎日の献立づくりに役立つヒントが見つけられるはずです。
まずは、のぞいてみるもよし！参加するもよし！あなたのお気に入りの使い方をみつけてくださいね。
「ビオサポ」とは、生命を意味する「BIO」と「美」を掛け、生命力にあふれた健康な食生活をサポートしていく、という意味の生活クラブの造語。カラダもサイフも、そして環境や社会も健康にしよう！という欲張りな提案です。
https://recipe.seikatsuclub.coop/category_contents.html?CATE=001-008-002


ビオサポレシピ コラム・読み物

気軽に読める食のアイデアやレシピ、料理にまつわる知識が毎週更新されています。
毎日のヒントをみつけてみませんか？

「ビオサポだより」「つくる、食べる、季節を楽しむ」「おいしい かんたん 子どもおやつ」「食べるをはぐくむ　はじめて離乳食」は現在連載中。
連載が終了したコラムも見ることができますよ！
https://recipe.seikatsuclub.coop/news_story.html