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庄内交流会に参加して(2024年7月21日~24日)

開催日:2024年07月21日

50年以上続く、生産者と消費者(組合員)が互いの理解を深めるための交流会


 
第51回 庄内交流会
 
山形県庄内地方は、お米、青果物、農産加工品、豚肉と加工肉などの生産者が集中しており、「地域循環型農業」を実践している生活クラブの食糧基地です。全国各地からの組合員代表が訪問し、生産者との交流を深め、日々の生活クラブの活動の意義を理解する機会として「庄内交流会」が行われています。
第51回となる今年、生活クラブ茨城では鯉渕悦子さん(県央ブロック)が参加し、7月21日~24日の3泊4日の日程で産地を訪問しました。
 
 
(JAさがえ西村山のりんご園)
 
鯉渕さんの報告
 
7/21~24、生産者と生産地を尋ねる「庄内交流会」に初めて参加しました。行くまでは、遠方への研修旅行かしら?と思っていましたが、事前に生産されている消費材について調べたり、意見交換会のための考えを纏めたりと、いろいろ準備が必要でした。日頃から親しみ、惚れ込んでいる消費材でありますが、いざ調べてみると並々ならぬ生産者の思いで出来ている事が感じられました。なので、庄内で生産者に対面した時には嬉しいのと同時に、感謝の気持ちで一杯になりました。
 
(月山トラヤワイナリー)
 
(月山農園)
 
田畑や、加工場、販売所、農協と、沢山の場所を見学しました。どこも綺麗に整えられ、職員の方々が深々と頭を下げて歓待してくれました。私たちは消費材に対して高い理想を持っています。その要望に応えるよう日々工夫と努力を重ねて下さる生産者に、共に闘う戦友の様な信頼感と絆を感じ、交流会を終えました。
 
(鈴木食品製造・白桃ゼリーの原料桃)
 
(せっけんミニプラント)
 
庄内交流会では、興味をひかれたものがいくつかあります。まず、懇親会。食の安全において生活クラブには厳しい基準がありますが、その中でその枠自体を楽しむように創意工夫がなされた様々な美味しいメニューをたくさんいただきました(各生産者がまだ公表していない、デビュー前の食材もありました)。
 
(メガソーラー見学)
 
(庄内遊YOU米の圃場)
次に、作物を育てる中での考え方です。りんご園での下草について、生産者が「生えても枯れればりんごの肥料になる」と、雑草もりんごを育てる上での自然の恵みとして、おおらかな気持ちで取り組まれていました。
 
(平牧工房見学)
 
最後に、「難しいことは面白い」と言った生産者がおられました。水田に撒く持続性のある肥料がマイクロカプセルに入っていることから、環境の負担になると考え、微生物が分解することで持続性を保つ肥料を開発しているそうです。新たな試みを研究・実験する生産者の表情は、とても輝いて見えました。

交流会を終え帰宅した翌日から、庄内地方は豪雨に見舞われました。あの穏やかな天地が傷付いた事を思うと胸が痛みます。1日も早く復興し、消費材を育む事が出来る様、応援したいと切に願っています。

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