2013年産げんき米放射能測定結果
<げんき米放射能測定結果のお知らせ>
げんき米は39週から新米をお届けし、検査は37週~41週にかけて収穫・出荷の早い生産者から順次行いました。今年度取組のある9名の生産者の16検体全てについて検査結果が出ました。検査結果はいずれも不検出でした。(セシウム合計<2.7~3.4Bq/kg)
<私たち生活クラブの放射能問題についての姿勢>
・福島第一原発事故により汚染された地域は、今後何世代にも渡って対策が必要です。また、それ以前にも大気圏内核実験や原発の稼働により地球上に放射性物質はばらまかれており、一昔前の鉱山開発などによる農地の重金属汚染や、農薬による汚染は現在においても続いている問題です。このような様々な汚染に取り巻かれながらも、複合的な汚染を減らし、できるだけ安心できる食べ物・食べ続けられるものを、どのように生産し消費していくか、自分たちで食を自治していくということが重要です。
・放射能汚染に対する対策は、2013年度も自主基準に沿って消費材の放射能検査と情報公開を行っていきます。また生産者の取組みについても発信していきます。
<私たち生活クラブの活動>
・単協消費委員会に設置した測定チームにより、田んぼの空間線量測定、土壌や水、稲穂を採取し検査を行っています。空間線量および土壌中のセシウムは全体的に昨年より低下傾向にあり、水田水(検出限界Cs合計25Bq/kg)・稲穂(検出限界Cs合計9.1~11 Bq/kg)ともに不検出となっています。
・また、厳しい自主基準で取組んでいくための検査費用等の対策費を組合員カンパでまかない、万が一の場合の生産者への補償についても基金を設立し取組んでいきます。
<生産者の対策>・対応可能な生産者から、放射性物質吸着資材(ミネグリーン)を圃場に施用し、作物へ放射性物質が移行することを防ぐ努力をしています。