生活クラブふくしまの機関紙に寄稿しました
東日本大震災の被災者の方に屋外に出てもらい買い物をしてもらおうと、仮設住宅で開催されている「青空市」。そのお手伝いに行った感想を生活クラブふくしまの機関紙に寄稿しましたので内容を紹介します。
青空市のお手伝いをしたのは、12月26日が2回目でした。1回目は10月に丸エビ倶楽部の野菜にくっついてきただけ。今回は、何か私達にもできることはないかと、場所をお借りして、茨城のワーカーズが作った焼き菓子の販売とミルクティを飲んで頂くことにしました。粉雪が舞う中、年末に向けての食材を買いにくる方で集会所は溢れ、何度も家を往復する方もいました。集会所での青空市はありがたいとミルクティを飲みながら話してくれる方もいました。買い物は食材を介して会話が生まれます。「おいしいの?」「どうやって食べるの?」「~~ないの?」「これ、おいしいよ」等、売る人と買う人の会話、買う人同士の会話。お母さんが買い物をしている間、子どもたちは別の部屋で遊んでいます。ここで買い物することで、また家庭内やご近所で会話があるといいなぁ、とそんなことを思いました。そして同じ素材を食べるってそれだけでいろんなことを共有することなんだと改めて感じました。
青空市が終わって交流会をして頂きました。他単協の方々や生活と自治の方々と、福島の仮設住宅集会所でお会いできるなんて不思議な気持ちですが、「被災地の方々を支援したい」「福島単協の取り組みを応援したい」同じ思いを持った方々に会えたことが嬉しいです。そしてその場を設定してくださった福島の組合員に感謝です。これから青空市がどんな風に形を変えていくのかは分かりませんが、1年以上ずっと精一杯頑張り続けている福島の方々の活動を、なんとか支援したい。そのためには生活クラブの拡大・利用にきちんと取り組み、生活クラブの力を強固にすることが、大きな意味で支援になるのだと思っています。もう一つ、これからは福島と茨城でも顔と顔を合わせて交流し、寄り添えるようなおつきあいができたらいいなと、青空市に参加させて頂いたおかげで思いました。
これからもよろしくお願いします。
茨城単協 大内浩子