福島に行ってきました
福島の組合員に会えた!私にできることは何だろう(10月7日~8日)
震災後から、福島の組合員が津波により大きな被害を受けたことがずっと気になっていました。そんなとき、丸エビ倶楽部が福島県の仮設住宅で「青空市」に参加するという事をうかがい、10月7日(金)、8日(土)で福島県に行ってきました。丸エビ倶楽部から生産者2名、生活クラブから組合員2名。
17時前に組合員と松川浦スポーツセンターで待ち合わせて宿泊の旅館経由でさつまいも畑があった場所へ案内してもらいました(この周辺には住宅が密集していたっ!)。 津波で何も無い。あったのはごくわずかな建物……。途中にはガレキの山。
夜は、組合員が一品持ちよりで懇親会を開いてくださいました(家庭料理がいっぱいでした)。10人くらい集まってくれました。忙しい時に、仕事から帰って駆け付けてくれた人、仕事場が無くなり毎日霊山の山越えをして仕事に行く人、海が仕事場だったのに無職になった人。震災の日、津波で服が濡れてごみ袋に穴をあけて被った、介護用パンツが役に立った話、家に帰る途中で家族に会って「津波が来るから逃げろ~。」もし会わなかったら、巻き込まれていたであろう話を直に聞きました。生活クラブが水曜日に消費材を届けてくれてうれしかった、支援物資も届けてくれて……感謝していると口々に話されていました。でも、私は何が出来たのだろう?
翌日は、新地町の小川仮設住宅で開催された「青空市」で生活クラブからの支援物資と丸エビ倶楽部の野菜(無償提供)の販売。当日は風が強くてテントは危ないということだったのでテント無し。10時30分からのスタートのはずが、アナウンスと同時くらいに仮設住宅から出てこられて、大混雑。野菜は100円、200円。消費材は冷凍イカやロールペーパーが安い。消費材にないものや賞味期限がちょっとキレちゃったものも納得の破格の安さで販売。重茂のわかめもありました。偶然にも連合から取材が来ていてHP等に掲載されるようです。(次回の青空市は11月5日)
ハード面では支給されていても、掃除用具やごみ袋を買うにもお金がかかる。持ち出しや善意で「使って」って仮設の人が持ってきたりしていたけど、自治会にお金があれば必要なものが買えるということもあって青空市での売り上げは自治会の運営費に役立ててもらっている。いくらかでもお金を支払うことが仮設住宅に住んでいた人たちの自立化を図ることが出来る。とのことでした。終了後、昼食も用意していただきました。
帰りは、鹿島町(原発より32km)に寄りました。この海では魚はもう獲れない。海が近くにあるのに、獲れない。つらい事です。(写真は火力発電所。5年後使えるかどうか……)→
海から約5km、海に出たのに津波に流され、引き返せなかった船。→
途中、村まつり?に遭遇しました。大人も子供もたくさんいました。
青空市では、生活クラブの職員4名と被災地の組合員がスタッフとなり販売をしました。今回が3回目で次は11月5日(土)寒くなるので屋内での販売に切り替えるようです。季節に合った消費材の販売を考えているようです。また、こたつは支給されてもこたつ布団がなく、離れた大型ショッピングセンターまで買いに行くとのこと。報道では伝わってこない生活がありました。
今まで単協間の交流がありませんでしたが、今回丸エビ倶楽部と一緒に行くことができ、福島の組合員と交流が出来た事はとても有意義でした。今回がスタートでこれから続けていきたいです。