9.9「GMナタネ自生問題を考える院内学習会」参加報告

2013年9月9日、参議院議員会館にて、「GMナタネ自生問題を考える院内学習会」(食と農から生物多様性を考える市民ネットワーク・主催)に、生活クラブ茨城から4名が参加しました。


 はじめに食市民ネット共同代表の天笠氏から挨拶がありました。2004年に茨城県の鹿島港付近でGMナタネの自生が確認され、その翌年から全国で自生調査を継続しています。GMナタネの現状は農水省・環境省に知ってほしいということと、GM汚染を食い止めるためにカルタヘナ国内法の整備が必要であることを強調されました。

 挨拶に続いて、2013年GMナタネ全国自生調査結果の報告がありました。GMナタネの自生は2005年に発見されて以来、拡がっているだけでなく、ラウンドアップ・バスタ両耐性、カラシナやブロッコリーとの交雑というように多様化していて、最近は「かくれGM」汚染の拡大が深刻です。なぜかくれGMが出現するのかは、1次検査での問題なのか、DNAのメチル化のせいなのか、原因はまだよくわかっていないのが現状です。これは、生物の遺伝子がいかに複雑化ということを表しているということでもあり、人の手で安易に捜査してよいものではないことを示しています。

 各団体からの報告では、グリーンコープ共同体(大阪、岡山、山口、福岡、熊本)、コープ自然派(香川、神戸、大阪、奈良、京都)、生活クラブ連合会(北海道~兵庫19都道府県)、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン+大地を守る会(鹿島港)、遺伝子組換え食品を考える中部の会(三重)、農民連食品分析センターから報告がありました。各地では鹿島港と同じように港や飼料会社周辺、輸送ルート上での自生が確認されています。また、大勢の参加によるナタネの抜き取り活動や、GM拡散防止を求める署名活動の報告もありました。

鹿島港では遺伝子組み換えいらない!キャンペーンと大地を守る会も調査を行っていて今後も「隠れGMナタネ」の重点調査地域として調査を継続するとしています。

 PCR検査結果(2次検査)の結果の報告もあり、鹿島港でもラウンドアップ耐性1検体、バスタ耐性3検体で陽性が出ています。さらに、汚染が進んでいる三重、福岡では、かくれGMが確認されています。

 各団体からの報告の後、農水省、環境省の関係者を交えての意見交換が行われました。国としても2003年からGMナタネのモニタリング調査を行っていますが、GMナタネが自生していることを確認しているにも関わらず、「分布が拡大している状況は見られない」「カラシナ及びその他の近縁種との交雑体は確認されていない」としています。これに対し、市民の側からは「自生しているということが既に問題」「自生が拡大してから対策するのでは手遅れだ」と声が上がり、国の機関と市民の“感覚の違い”が浮き彫りになりました。別の質問でGM食品の審査について問われたときも「2年間の月日をかけて3重の審査を経ている」として安全性を強調している点はシンジェンタやモンサントなどの企業と一緒です。「調査の対象を拡げないのか」という問いには「予算の関係上、増やせない」との回答でした。このような国の姿勢に対しては、カルタヘナ国内法のようにGMの広がりを防止していく法的根拠が必要です。また、法の整備にあたってはGMの広がりに危機感を持つ生活者の視点が無くてはいけません。多くの人にGMの問題点を知らせてNON-GMOの世論を高め、国や自治体との対話を積み重ねていきたいと思います。

お知らせ一覧

  • エッコロ
  • たすけあいホットライン
  • ハグクミ
  • センターへのアクセス
  • 単協独自品
  • GMOフリーゾーン宣言登録用紙
  • イベント報告
  • イベントカレンダー

    2018年8月

          1 2 3 4
    5 6 7 8 9 10 11
    12 13 14 15 16 17 18
    19 20 21 22 23 24 25
    26 27 28 29 30 31  

    2018年9月

                1
    2 3 4 5 6 7 8
    9 10 11 12 13 14 15
    16 17 18 19 20 21 22
    23 24 25 26 27 28 29
    30            

ページの先頭に戻る