福島と茨城の子どもと知る権利を守る活動 事前学習会報告

福島と茨城の子どもと知る権利をまもる事前学習会 開催報告
実施日時:2012年11月20日(火) 10:00~12:30
実施場所:生活クラブ茨城水戸センター2階会議室
参加人数:42名(内職員6名) 

【経過と実施目的】
 3.11東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の過酷事故が発生して以来、私たちは放射能汚染に脅かされている日々を送っています。茨城県内においても、茨城の子どもの「知る権利」=情報開示を求めて、まずは、ふくしま単協での取り組んでいる活動を「学ぶ」ことから活動をスタートさせることを理事会で決定しました。そして、甲状腺検査における検査結果の開示、セカンドオピニオンを含めた医療機関の紹介活動などを求めていきます。既に、茨城県内の自治体(牛久市、龍ヶ崎市、東海村)では子どもの甲状腺検査が実施されています。また、同内容の取組みに向けて、いくつかの行政では請願活動も始まっています。この活動は、県内のみならず、全国的に、子どもたちを放射能から守るための健康調査を支援するための制度確立に向けて取り組むことが最終的な目的であり、継続的な課題となります。
まずは、福島の現状と体験と医療機関状況を、竹田理事と事務局・倉形氏を講師として招き学習会を開催しました。参加者は、今後活動の主体を担っていく、理事、支部リーダー層の参加が多く、各組織機関会議を通じて茨城での活動がスタートします。

以下学習会報告です。

 

ふくしま単協の竹田理事から、福島の現状についてお話がありました。
 福島県では各地にモニタリングポストが設置されており、毎日その数値が地方紙に掲載され、日々、放射能汚染に対する不安と向き合わされている現状です。しかし、同じ施設や公園の敷地内でも、測定箇所や高さによって線量が異なり、モニタリングポストの値が分かったとしても、実際に自分のいる家や施設の中の線量は測定するまで分かりません。
 「除染」が行われても、除染によって流れ出た水はどうすれば良いのか、削った土はどこに捨てるのかという問題が発生しています。放射能が”目に見えない”ということが、不安を大きくさせています。
 続いて事務局の倉形氏から、福島県で行われている甲状腺の検査についてお話がありました。警戒区域等避難区域の市町村の調査対象の子どもの約35%に「A2判定(5.0mm以下の結節や20.0mm以下の嚢胞を認めたもの)」が出ているにもかかわらず、本人には簡略な通知しか届かず、情報開示を求めてようやく出てきたものは甲状腺エコー検査の不鮮明な画像で、不安と不信を与えるものとなっています。
 また、日本甲状腺学会の山下俊一氏が同学会会員に出した通達により、被検者がセカンドオピニオンを得ることが妨げられています。ふくしま単協では、制限されつつある市民の知る権利を確保し、放射能汚染による健康被害を最小限に抑えるために、甲状腺の情報開示を求める活動に取り組んでいます。
 福島の現状は、隣県の茨城にすむ私たちにとっても同様の問題です(事故後に公開されたSPEEDIの画像では、茨城に放射性ヨウ素が流れたことがわかっています)。質疑応答の時間では「福島ではどのくらいの線量を”低い”としているのか」「福島では洗濯物は外に干しているのか」、「血液検査も必要ではないか」「医療機関にはどのように話して問い合わせているのか」などの質問があり、茨城の組合員が抱える不安の大きさも改めて実感できました。
 茨城単協では、私たちひとり一人の問題であることを再確認し、子どもたちにも健康調査と情報の開示を求めることと、セカンドオピニオンを受け付ける医療機関を探す取り組みを進めていきます。また、福島と比較できる情報を得ることで原発事故と子どもの健康の実態を明らかにし、福島の子どもたちを守ることにつなげていく活動を組み立てていきます。

【今後の計画】
・調査協力組合員を募集します。
 組合員のお子さん(小学生~高校生) 検診病院は29病院に依頼中で、OKが出た医療機関は2病院です。(返事待ちの病院もあります)
実施時期については調整中ですが、春休みに行う予定ですすめています。目的は、福島県で行われている子どもたちの甲状腺検査結果を市民の立場から比較検証すること、そして、福島県外でも不安を抱えて暮らしている親子の早期検診のためです。検査の実施に先立って、事前学習会を予定しています。 
詳細は追ってお知らせ致します。

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